改まって言ったこと無いかもしれませんが、うちには、犬4♂&猫1♀がおります。
そんな多頭飼いの我が家にもう一犬(♂)仲間入りしました。
よく引き受けたね、とか、頭おかしいんじゃない?(笑)と言われますが、飼ったわけではありません。期間限定でお預かりしているワンコです。
いつもの4ワンズに1ワン加わったことで、犬の序列、焼きもち、遠慮する気持ちなど、小さい頭で一生懸命考えてるんだな~健気で可愛いな~と思うことがいっぱいあるんですよね。
今回は私が見た、犬の考え(頭の中)をご紹介したいと思います。
預かり犬ふぅ君が日々考えること
僕はふぅ。
僕はお父さんと二人暮らし。だからお父さんの仕事が忙しくなると、お父さんと同じ会社のおばちゃん家に預けられるんだ。
おばちゃんは3ヶ月に1回僕をカットに連れて行ってくれるし、もう気心の知れた仲なんだ。
今回の預かりは長くなるからな、迷惑かけちゃダメだぞ!ってお父さんが僕に言うから、僕はいい子にしよう!って心に誓ったんだ!
久しぶりに来たお家には、初めて会う小さい白い犬がいて、ちょっとでもおばちゃんに近づくと噛みつかれるし、吠えるし、何様?って思っちゃうよ。
だって僕のほうが年上だし、この家との付き合いだって僕の方が長いのにさ。
でも、我慢するんだ。
だって、お父さんといい子にするって約束したんだから!
ふぅ君を見て私が思うこと
ふぅ君の元来の性格は「空気を読まないポジティブBOY」
いたずら好きでどんな犬でも仲良くなりたい。常に走って相手に近づくから、かなりの確率で嫌われる(我が家では)のです。
ふぅ君は、何度か我が家で預かっていますが、犬、猫関係なく皆からウザがられています。その空気を読まない感じが可愛いヤツと思っていたのですが、年をとったせいでしょうか…
今回の預かりでは、ものすごく聞き分けのいい子になっています。
我が家では犬のおやつはあげませんが、果物などの端なんかは皆で分けたりします。
すると私の周りには我が家の犬がわしゃーっと集まり「りんごくれ~柿をくれ~」とすごい圧をかけられるのですが、ふぅ君は一歩下がった所で遠慮がちに見ている…
ちょっとやだ!健気ではありませんか!本当におまえはお父さんと約束してきたのかい!?と勝手に想像してしまうのです。
ふぅはふぅなりに、邪魔にならないように、白い小さい犬に噛みつかれないようにと、小さい頭で色々考えて行動してるんだろうな。って思ってしまいます。
病気の老犬アポロが日々考えること
僕はアポロ。最近はすごく身体がダルくて何だか具合が悪いんだ。
時々食べたものを吐いたりして、その度にお母さんが悲しい顔をするから僕も辛い。どうして吐いちゃうんだろう。
でも、具合が悪くなって、病院っていう犬や猫がいっぱい檻に入れられる所に僕も入って、すごい優しいたくさんのお姉さんに毎日言葉をかけてもらって、僕は頑張れたんだ!
そして気付いたことがある。
ここでは僕しかしないからご飯をちょっとずつ食べたって、横取りされない。
自分のペースでご飯を食べると、なぜかどのお姉さんも心配する。
そして、自分のペースでご飯を食べていると、どんどんおいしいものが出てくるんだ!
病院っていう所から家に戻って、何かご飯飽きたな~って時に、ご飯を残してみたんだ。横取りされたっていいやって思ってね。
そしたらおかあさんもどんどんおいしいご飯を出してくれたんだ。
最近の僕のお気に入りは「柿」っていうオレンジ色の果物!これは絶品だよ!さすがにこれは横取りされないように一生懸命食べてるよ。
1週間に1回、病院って所で痛い針を刺されるんだけど、柿のためなら頑張れるくらい、僕のマイブームになってるよ!
アポロを見て私が思うこと
日に日に体重が減少しているアポロ。
病院の先生に、とりあえず食べれるものは食べさせて体重の減少を防ぎましょう。と言われています。
そして食べているのに、体重の減少が止まりません。やはり病気だからだと思います。
去年1頭看取っているので、何となくですが私もジタバタすることなく、なるようにしかならないから最悪の事を考えないようにして過ごすことができています。
もしかして余命がカウントダウンの状態なのかもしれませんが、毎日を楽しく!アポロが食べたいものを食べさせてあげようと、好物を探っている最中です。
薬を飲ませるのも大変です。動物病院でピルポケットというチキン味の肉のようなものを購入し騙してやっと飲ませていたのに、最近は外側の肉だけ食べて薬を出すようになりました。
しかし、この病人(犬)の偏食には慣れたもんです。柿が大好物のアポロには柿の中に薬を入れて食べさせています。
それも見破られ始めました…
自分だけが特別で好きなものだけ食べているということを理解して、わがまましてるアポロ。もともと頭の良い子ですが、小さい頭でよくまぁ考えるなぁと感心します。
まぁこのわがままもかわいいのです。死ぬまで付き合ってやりますよ!
保護犬ラッキーが日々考えること
俺は何年か前にすごい怖い思いをした。
車に乗ってお母さんと一緒にドライブしてたら知らない場所で降ろされたんだ。お母さんと遊べるんだって思っていたら、お母さんはそのまま俺を置いてどっかに行っちゃった。それがお母さんとの永遠の別れだったんだ。
知らない男の人に連れられて冷たい檻に入れられて、いっぱい知らない人に触られて、寒いし怖いし不安ばっかりだったある日、女の人が俺を抱っこした。
怖かった。今度はどこに連れて行かれるんだって思った。お母さんとお別れしてから何回もどこかに連れて行かれた。でもお母さんには会えない。
女の人は、俺を檻ではなく、家のような所に連れてきてくれた。
そこの家には初めて会う犬がいっぱいいて、人間のおじさんもいて、猫という爪が痛い動物もいた。
最悪だと思った。そして、ここの家には今まで俺と遊んでくれてた子供もいない。大人だけだ。でも檻よりは良かった。
暮らしてみたら、きちんとテリトリーを守れば誰も攻撃してこないことがわかった。
大二郎っていうのがちょっと怖いけど、俺だって負けてねぇ。
胴が長い黒い二人はちょろいもんだ。
猫っていう爪が痛い女もこっちが強く出ればなんてこと無い。時々攻撃されたりするけどお互い様だ。
そうか、ここが新しい家なんだ。
新しいお母ちゃんはこえ~人だけど、一緒に寝てくれるし、いっつもくっついてれば誰からも攻撃されたりしない。あったかいんだ。
そんなある日、お母ちゃんは新しい犬を連れてきた。なんかウザいジジイだ。
そのジジイがお母ちゃんにいっつもくっついてるし、父ちゃんにも愛想振りまいたりしやがって、顔を拭いてもらったりしてる。
何なんだ!今まで俺が一番だったのに、何なんだ!
だから見えないところでかじってやった!そうしたらお母ちゃんにチクりやがって、俺様が怒られるなんて事になった!
あーーーストレスだ!マジでいつまでいるんだ!えっ?もしかしてずっといるのか?
ラッキーを見て私が思うこと
ラッキーもふぅ君もそうですが、私から離れることができません。多分、二人とも自分の家では無いと思っているから不安なんだと思います。
それでもラッキーはやっと頭を撫でさせてくれるようになりましたし、話しかけると嬉しそうに尻尾を振ってくれます。
我が家で保護犬・保護猫おりますが、愛護センターを経験したのはラッキーだけです。
ふぅ君に対しては距離を保っていますが、通りすがりに噛み付いたりして、まぁ気が強い犬です…
しかし、この子が不安を感じる事無く、他の犬達と過ごし、協調性を学び、年を取り、介護をし看取るまで面倒を見てあげたいと思います。
可愛い奴らを見ながら私が思うこと
ダックスという犬種は素直で無邪気、遊び好きですが、とてもワガママな犬です。それが可愛いと思う時もあれば、キィーーーとなる時もあります。
チワワという犬種は身体が小さいのに気が強く、間違って噛まれるときもあるほどです。間違って噛んでしまった時、私は大げさに痛い!と叫ぶのですが、今度は噛んでしまった所を舐めたりします。
何を考えてるんでしょうかね…一応悪いななど思っているのかもしれません。
それでもチワワの方が頭も良く、素直でも無邪気でもありませんが、意思の疎通が確実に出来ている感覚はあります。
大二郎は自分が可愛いと思う決めポーズを持っていて、わざと上目遣いでポーズを取ります。あまりの可愛さに、かわいいぃ~と叫ぶと、ドヤ顔で尻尾を振ります。
彼らはあの小さい頭で一生懸命好かれようと考えるのでしょうね。
本当に可愛い奴らです。
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